福岡のトルコギキョウは、福岡県とJAグループ福岡が自信をもっておすすめする福岡の美しい特選切り花です。
福岡県は長野県、熊本県に次いで全国第3位のトルコギキョウ産地です。福岡市ほか県内各地で栽培されていますが、中でも宮若市、糸島市、福津市などでの栽培が盛ん。花の形もカラーバリエーションも豊富で、日持ちの良い高品質なトルコギキョウが、ほぼ1年中、福岡から全国へ出荷されています。
現在、トルコギキョウは四季を通じて出回っていますが、本来の開花期は夏で、夏に出荷されるトルコギキョウは、冬場に種をまいて苗を育てます。しかし、秋以降にトルコギキョウを出荷するには、ただでさえ難しい苗づくりを、温度の高い春夏に行う必要があります。
福岡県の産地では、新しい育苗技術をいち早く導入したり標高差を利用することで、この課題を克服。併せてハウスの大型化や健康な土づくり、元気な花を届けるための輸送の工夫などにも取り組み、高い品質のトルコギキョウを周年出荷しています。
柔らかくカールした花びらの重なりが優美な雰囲気を漂わせるトルコギキョウ。昔に比べると驚くほど多彩になった花色に加え、一重咲き、八重咲きなど花の形のバリエーションも豊富で、花屋さんでも人気のある花の一つです。 トルコギキョウの花自体は、どちらかと言えばしとやかな雰囲気ですが、1本の茎にたくさんの花がつくスプレー咲きなので、ゴージャスに飾ることもできます。主役にも脇役にもなれるため、結婚式やお祝いの席のアレンジメントやブーケ、家庭用のテーブルフラワー、お見舞い、お葬式などの献花に至るまで、さまざまなシーンで使っていただけます。
トルコギキョウの選び方は?
基本的には茎がしっかりしていてしなやかで、枝の数が多く、花びらに傷やしみのないものを選びましょう。また、開いた花のほかに、ふくらんで色づき始めたつぼみがついているかどうかにも注目を。固くて小さいつぼみの開花はほとんど望めませんが、ふっくら色づき始めたつぼみはきれいに咲いてくれるからです。
トルコギキョウを生ける時は?
購入したら、まず水の中で茎を斜めにすぱっと切って水切りし、葉のすぐ下までの深さの水で、1時間以上水揚げをしてください。花器に生ける時は、花器に合わせて茎を切り、水につかる部分の葉を取り除きます。葉が水につかっていると、その部分から水が汚れ、バクテリアの繁殖が進んでしまいます。
トルコギキョウを長く楽しむには?
トルコギキョウは水揚げがよく、毎日水を替えれば1週間程度は楽しめます。水を替える時に、花器や茎を洗うとより効果的です。少し元気がなくなってきたら、水切りの要領で切り戻してください。飾る場所は、できるだけ涼しいところに。冷暖房の風や直射日光の当たる場所は避けましょう。また、開ききった花を摘み取るようにすると、花全体への負担が減らせます。